新入社員として寮に入りたてだった時のこと
その寮に、一年先輩でたまたま出身地が同じ人がいた
なので自然と仲良くなってよく話すようになったんだけど、ある日その先輩と寮の庭でなんでもない立ち話をしていたら、他の寮生数名が血相を変えて飛び出してきて俺と先輩を羽交締めにした
そして
「何があったんだ!!」
「2人とも落ち着け!!」
俺と先輩はただ世間話してただけなので???状態
それで初めて自覚したんだけど、うちの地元の方言は、他の地方の人からしたら
「普通に喋ってるだけでもケンカしてるように聞こえる」
方言だったみたいなんだよね
例えて言えば、こっちは
「そんなわけないじゃないですかw」
くらいのニュアンスで喋ってても、他県の人には
「そんなワケあるかアホ!!お前表出ろや!!」
くらいのいい方に聞こえたようだ
ケンカと勘違いされた理由はもう一つあって、
「俺が先輩にタメ口を使っていたから」
これもうちの出身地の特徴なんだけど、うちの県では先輩や先生にタメ口を使うのは普通なんだよね
(もちろんフランクな場面限定。目の上の人を尊重しないわけでは断じてない)
これについては学生時代、他県から赴任してきた先生が「びっくりした」と授業中に話していたので、うちの県が特殊なのは知ってはいた
もちろん俺も仕事場では目上の人には必ず敬語使うけど、その先輩は同郷で、かつオフの日だったのでうっかり地元の話し方が出てしまっていたようだ
(もちろん先輩もタメ口については全然気にしなかった)
こう書くと俺の地元がとんでもないDQN地方に思われるかもしれないが、明治維新の時に多数の偉人を輩出した県なので、自己主張と平等意識が強い県民性なんだ…と思いたい
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