今から10年程前に知人や新世界から聞いた話。
その知人とはただの顔見知りで実家に帰省する時に会ったら話すけど連絡先は交換したりはしていなかった(当時、ワイが携帯持ってなかったのもある)。
んで、ワイが聞いた話っていうのは黒い家の話。
うちの実家は田舎だけど都市部みたいな場所で(県名などは言えません)その地域には安くて人気の物件があった。
その物件にこの知人のAが住んでるって話しだった。
Aについていって外見だけ見せてもらったことはあったけど、本当に真っ黒だった。
家具付きだけどその家具も部屋の内装もぜんぶ真っ黒だったらしい。
でも、すごい裕福なわけではなかったA一家はその家の色なんて気にせずに住んでたらしい。
んで、Aとワイが出会ったのはAがそこに越してきたばかりだったんだ。
その地域で同じくらいの子と会ったのは初めてだったから嬉しくてよく話してたんだ。
んで、問題はこっからで次に会った時、もう数ヶ月経ってたけど明らかにAが少し弱ってたんだ。
Aに訳を聞くとここ一ヶ月くらい怪奇現象が頻発し始めて少しずつ削られてたらしい。
んで、当時子供のワイは信じて家まで着いていったけど明らかに数ヶ月前とは雰囲気が違ったんだ。
次に遊びにいった時Aはこれまでの話は全部俺の作り話だって言ってた。
でも、ワイはその話を信じられなかった。
だってAはさらにやつれてたから。
それで心配になったワイは親とか祖父母とかにこの話をしたんだ。
そしたら血相を変えてワイに
「その家に入ったのか?」
って聞いてきたんだ。
ワイは入らなかったと答えると大人たちはAとの接触を禁止してきた。
なぜ?って聞いたワイに祖父は話してくれたんだ。
そもそもその家の黒は赤っぽい黒だったんだ。
なぜ赤っぽいかって言うと血の赤だったらしい。
なんでも、昔その家が建っていた場所にあった家に車が突っ込んできてそこに住んでいた一家が死んだらしい。
んで、その恨みが土地に残っていてその土地に家を建てると前述の通りの家が建つらしい。
この話を聞いたあと、祖父はワイにこう言った。
「この話を聞いたからには覚悟しろよ。」と。
実際それから数ヶ月後ワイは交通事故にあって生死を彷徨った。
その事故に遭う瞬間、ワイは4人の家族の霊を見た。
そいつらは「お前は事故を起こした一族の末裔。真実を知ったからには償いを。」と言っていた。
そして目覚めた時俺の看護をしてた女性こそAだった。
嘘みたいな話かもしれないけどワイの実体験です。
ワイは怖がりだからみんなよりスケールがちっちゃいかもですが面白いと思ってもらえたら幸いや。
なんか質問あったら聞いてください。
お目汚しする長文で失礼しました。
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