多分まだ小学校低学年ぐらいの時、幼馴染の兄弟が俺の家来て3人で留守番しながら遊んでて。
家のチャイムがなったから出たんだけど、いつもチャイムがなってもついてこない2人が何故かその時は後ろから付いてきたのが妙に記憶に残ってる。
当時インターホンもなかったから普通に出たら、門を勝手に開けて玄関のドアまで知らないおばあさんが来ててなんだこの人って思った(インターホンは門の方にあるから普通の人は門の前で待ってる)。
「おじいちゃんいる?」
とか
「おじいちゃんの知り合いなんですけど」
ってニコニコ聞かれたけど、俺の祖父はどちらも俺が生まれる前に他界してるしその人が名乗る名字にも全く心当たりはなかった。
「九州から来た」
みたいなことも言ってたけど自分の家は九州に縁もゆかりもない。
ただ家の前に中が見えないようになってるデカい黒いバンが止まってるのも怖かった。
本当に何かやだなって子供心に思って玄関のドアをちょっとしか開けてなかったのと、3人で怪訝な顔をしてたからか、おばあさんは帰っていった。
帰ってきた親に聞いても九州に知り合いなんていないしそんな人知らんって言われた。
今思うと人攫いかなんかだったのかとか思ったり。
あの時、幼馴染の兄弟が一緒に出てなかったら、1人だけだったら、おばあさんを信用してドアを開けてたら、あの中の見えないバンに押し込まれてたのかなとか思ったりする。
コメントを残す