ちょっと珍しい体験したので書かせてください
五年くらい前の夏の話。
私はタイマーせずに冷房つけっぱで寝るタイプで、なので朝おきると部屋がキンキンに冷えているということがよくありました。
キンキンに部屋が冷えてるので、朝は毛布にくるまらず手足を出してると、手足もキンキンに冷えていることがよくあります
その日も目覚めると部屋がキンキンに冷えており、足を出していたので案の定キンキンに足も冷えていました。
日はもう高く登ってるようで明るく10時くらいだったと思います
ひとまず起きようかと左足を動かしたところ私の右足に当たりました
当たった右足はキンキンに冷えすぎて麻痺してるようで、自身の足を無意識に当ててしまうほど感覚がなくなってるようでした
これほど麻痺するくらい足が冷えたことはなかったので、こんな事もあるんだなぁとか考えていました
そして左足でその麻痺してる右足を摩ってみましたが右足は完全に麻痺してるようで感覚なく、左足で触った感触としては、
「冷蔵庫に長期入れてシワになり始めた大根」
のような感触でした
ヒンヤリとつめたく、歳のため張りがなく、ザラついてるような、そんな感触でした
ひと通りさすった後、いざ起きようと右足に力をいれると、そのさすっていた右足とは違う位置で自身の右足が動きました
とくに問題ないかのように、自身の意思のままスッと右足が、想像してた場所とは違う場所で動いたのです
そこで私は飛び起きました
足元を見ると、毛布から出した両足は肩幅ほど開いており、左足がさすっていた、右足だと思ってたモノのあたりには何もありませんでした
一瞬で目が覚めました。
目が覚めたといっても、摩っていた時点でほぼ意識ははっきりしてたので、目が覚めた、という表現はおかしいですが。
そして改めて理解しました。
私が触ってたのは絶対に私の足ではない事に。
なぜなら私はおっさんです。
すね毛がボーボーです
もし私の右足なのであれば、すね毛の感触があるはずです。
でも摩っていたモノに毛はありませんでした。
ただ、人間の肌の感触ではありました
幽霊を見るではなく、触ったという、そんな不思議な体験でした
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