小学生の頃の話なので詳細に覚えてないですが、よくある話だと思うんです。
通学路なんで日記やノートが落ちてることなんてよくあることだと思うんです。
その頃の私は善意で拾ったのだと思います。
名前が書いてなかったのでページをめくった時ノートに変な文字と絵みたいなのが書いてありました。
その文字というのが日本語ではあるのですが何故か声に出して読むことができないんです。
書き出すことも出来ません。
でも意味だけはほんのりと頭に浮かんで来るんです。
書き出すこともできないので内容だけ別の言葉に置き換えて伝えます。
「昨日の私は明日の私、〇〇(本名)はどう思う?」
と言うようなことが書いてありました。
意味がわかりません
日記の文字は日本語のようでそうじゃないんです。
内容は言葉を変換すれば上記のように書き出すことはできます。
ですが意味は不明です。
言わば日本語の筆記体のような、一見乱雑な文字なんですがなぜか理解はできるんです。
内容は伝わってくるんです。
私は家の方向が友達とは逆で日記を拾った時は一人でした。
なので翌日学校にもって行きました。
そして友達に見せたんです。
ですが友達はからかってきました。
日記にはなにも書いてないと、表紙をめくって1ページ目に書いてあるんです。
見えないはずがありません。
そんな話をしていると耳元で声が聞こえてきたんです。
その内容は日記に書いてある言葉でした。
なぜか理解はできました。
女の人の声出した。
怖くて驚きました。
そしたら6時だったんです。
確かに私はさっき日記を友達に見せました。
なのにまだ6時なのです。
変な夢を見たのかと思いました。
その時私は自室に居ました。
家は静まり返って居ました。
私の部屋は2階だったのでキッチンにいるはずであろう母親の元に向かいました。
でも母親は居ませんでした。
異様に首の長くて黒目の女性が首を小刻みに震わせながらキッチンに立ってるんです。
一目でこの世のものじゃないとわかりました。
「まだ早いなぁ、まだ幼いなぁ」
笑顔で振り返りその女性は日本語で確かに私にそう言いました。
私は視界が真っ白になりました。
何故だかわかりません。
目が覚めたんです。
その場所は日記を拾った場所の真横にある三角の植物が生えているだけの小さな土地で私はそこで目が覚めました。
時間帯的におそらく朝だと思い近くにある家に泣きながら帰りました。
やけに物静かな家に泣きながら入りました。
家族全員居ました。
みんな泣いてました。
幼いこともありなぜ泣いているのかさっぱり分かりませんでした。
結論からいいますと1週間行方不明になっていたそうです。
私が目覚めた場所も家から数分の場所、もちろん通学路です。
横は大通りなので誰にも気づかれないことはないと思います。
警察にまで話は進んでいました。
結果警察の方々が動く前に私が見つかったことで大事にはなりませんでしたが今でも不思議に思っています。
不気味な女性のことや日記のこと。
日記は誰に聞いても知らないと言って居ました。
そんな私の不思議な話です。
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