コンビニバイトしていた時の話
俺が働いてたのは深夜帯だったんだが、ほとんど毎日24時手前くらいになると大学生くらいの女の子3人組が来ていた
二人は清楚系の美人さん。
一人は見るからに地味で髪のせいで顔も見えない
頻繁に顔を合わせるもんでお互いに知り合いになり、よく話すようになっていた。
ただ地味な見た目の子は二人の後ろにただ立っているだけで話を聞いてるのかもわからない。
ある日俺が
「いつも3人で来てるけど、仲いいんですねぇ~。」
なんて何気なく聞いみると、二人はけげんな顔をしたあと俺に何のことかと聞いてきた。
俺がいつも二人の後ろにいる子のことだと答えると、二人はひそひそと話しはじめた後、俺にその子のことを語った。
二人とその子は同じ高校に通っていたがその子はいじめにあいそのうち不登校に…最後には自殺してしまったというのだ。
中学から学校が同じだった二人とは仲が良く、死後も見守ってくれているのかもと俺は幽霊なんて見たことがなくこんなにはっきり見えるのかと驚いていたが、そんなこともあるかと気にせずにいた。
数日たった後、雨が降ってきたので旗の回収をしていた時誰かにぶつかった。
「申し訳ございません!」
と振り返るとそこには例の地味子が…
二人がいないのになぜこの子だけいるんだ?まさか自分に憑りついていて…!?
などと考えていると、か細い声でこちらこそすみません…と返ってきた
幽霊と会話してしまった!どうしよう!!などとあたふたしてしまったがすぐに違和感に気づいた。
幽霊なのにぶつかったのか?
ここまで読んでくれた人は気づいているかもしれないがその子は幽霊などではなかった。
二人に目を付けられ、深夜に呼び出され連れまわされていたのだ。
俺に質問をされたときのひそひそ話は、面白そうだから幽霊ということにしようということだったのだ。
俺は気づかないうちにいじめに加担していた。
本当にあった話
書き溜めしていたとはいえ、思い出しながら書いたからかなり読みにくかったと思うごめん。
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