子供の頃にいつもの歯医者(ピカピカ最新式)が定休日の時に急に虫歯が痛くなり古い木造家屋の二階でやってるボロボロの歯医者に行った
おじいちゃん先生が治療してくれるんだけど麻酔もないしバキュームも無いw
口の中にツバや血が溢れてきたら綿をいっぱい詰め込まれる
それが水分を吸ったら全部出して治療、また血が溜まったら綿を詰める繰り返し
ヨロヨロした手付きでドリルでガリガリ削られるんだけど麻酔レスで痛いわ綿で窒息しそうになるわ
後日いつもの歯医者に行ったら
「まわりの健康な歯も傷だらけになってるよ」
と言われた
それからしばらくして古い歯医者は建物ごと取り壊されてしまったけど古い時代の歯医者治療ってあんな感じだったのか、それともあの歯医者だけが酷かったのか
木造家屋の二階の板張りの部屋に椅子(リクライニングしない)が一脚だけ置いてある治療室が今でもたまに夢に出てくる昭和四十年代初頭の思い出
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