古い戸建てで猫2匹と暮らしているんだが
猫の幽霊が来ていた時の事を書かせてほしい
季節は冬
フローリングにプレイマットを敷き、そこに炬燵を置いていた
私は炬燵に足先だけ入れてソファに座っていた
炬燵の向こう側でパリ・パリ・パリ、とプレイマットで爪を砥ぐような音がして
ソファに座ったまま炬燵の向こうを見たんだが猫の姿がない
炬燵布団を捲ったがやっぱりいない
ふとストーブの前を見ると猫は2匹ともそこにいて、音のした方をじっと見ていた
この出来事の前にちょっと不思議な事があったので尚更気になって辺りを確認したが
そんな音の出る物は何もなかった
次は台所
対面キッチンなのだが、ソファからは立ち上がらないとコンロの辺りは見えない
キキキ、と金属と金属が擦れる音が聞こえて
猫がまたいたずらしていると思って立ち上がったが猫はいなかった
ハッとして振り返るとやっぱり猫は2匹ともストーブの前だった
この金属が擦れる音は、猫が鍋の取っ手に顔をスリスリした時に五徳と鍋底が擦れる音で
何度も聞いているから間違いない
なんだ?と思って台所に行ったが、コンロに鍋は置いていなかった
続き
リビングのドアの前で掃除をしていた時
二階から猫が降りて来る足音が聞こえた
戸建てで猫を飼っている人は分かると思うが、猫はそれぞれ足音が違う
でもその時はどちらか分からなかった
室内にいると思っていたので、いつの間に出たんだろう、とも思った
で、ドアを少し開けて入って来るのを待ったが入ってこない
どうした?と思ってドアを全開にしたが猫はいなかった
またか!?と振り返るとやっぱり猫は室内にいた
これで完全に見えない猫がいる、と確信
触れないのは残念だが食費のかからない猫なら何匹いても大歓迎
で、それから数日後、一度だけ姿を見た
ダイニングの椅子から立ち上ろうとして視線を下に向けた時
足元をスルッと猫が通るのが見えた
全体が白で頭から背中がオレンジに近い明るい茶の尻尾の長い猫だった
うちの子は2匹ともサビ
子供の頃から猫は何匹も飼ったけどそういう柄色の子はいないので
私に縁のあった猫ではなく通りすがりだろうと思う
残念ながらそれきり幽霊猫はいなくなってしまった
年単位の時間をおいて、来てるかな?と思った事はあるが確信はないのでここまでにしとく
>>139
>触れないのは残念だが食費のかからない猫なら何匹いても大歓迎
たまらんな
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