数年前の今日の修羅場を、話させてほしい。
当時のスペックは、中国地方の中規模市在住で、↓です。
俺→38才、システムエンジニア。
結婚と同時に、嫁実家近くのマンションを買った。
年収450万。
嫁→38才、専業
子→4才 嫁の母親がよく面倒をみてくれる
修羅場の半年ほど前に、部署異動があり、残業の少ない部署に異動した俺。
19時ぐらいには帰れるようになりました。
しかし、連絡無しで帰るとキレられたり、嫁より
「子どもの寝つきが悪いので、21時ぐらいまで外で時間を潰してきて欲しい」
とラインがくる事がシバシバありました。
今思えば、この時に、異変に気が付かなかった俺を殴りたい。
ある日、俺のパソコンでchromeを開くと、見たことないアカウントでログインされたままでした。(普段はedge使い)
しかも、ログインアイコンをみると男の名前。
ログインの事は言わず、俺のパソコンを使ったかを嫁に聞くと、調べモノをするのに使ったとの事でした。
パソコンを持ってないので、今まで俺のパソコンを使う事は多々あったため、平静を装い、その話は切り上げました。
夜、嫁が寝てから、そのアカウントでログインしてみると、予想通り間男でした。
Googleフォトには、間男の家族の写真に混じり、間男と妻の写真もチラホラ。
GメールやGoogleDriveで、連絡を取り合ったり、お互いが会った時の写真を融通しあっているようでした。
男の一物を嫁が舐めている動画や、夫婦のベッドで裸でお互いにキスをしている写真には、嫁がこんな獣だったのかと、吐きました。
はらわたが煮えくり返り、証拠になりそうなデータをダウンロードしました。
しかし信じたくない自分も居て、嫁には言い出せませんでした。
間男のGoogleカレンダーには、嫁と会う日が入っていました。
そこで、有給を取り、マンションの玄関が見える公園に居ると、間男はカレンダーに記載された時間どおりに来訪して、エッチをし、アンドロイドで写真を撮って、Googleフォトに次々に証拠をあげてくれました。
その間、間男のアカウントは、ずっと俺のパソコンでログインされたまま、ログアウトされませんでした。
パソコンの履歴を見ると、間男の来訪時間に起動した履歴がありました。
まさかと思いつつ、クロムを起動してパソコンカメラで録画するように設定すると、エッチ後に写真をみて余韻にふける、間男と嫁のアホな動画が撮れました。
間男の名前も勤務先も直ぐに分かりました。
妻子有りな事や自宅連絡先などが判明。
俺の嫁が出産後に半年経ず、間男との関係が始まった事も、写真と文で証拠が残ってました。
笑ってしまったのは、間男が、自分の子のPTA関係も、自分の本妻や友人との連絡、職場との連絡も、スケジュール管理も1アカウントでしていたことです。
本当に、バカすぎて、無知って恐いなと再認識させられました。
もちろん弁護士にも、相談。
俺の親に相談すると、徹底的にやれとの事。
昼まえから嫁が間男に会う日に休みを取った俺は、嫁の父親を誘い、全て話しました。
はじめ
「うちの娘がそんなことをするわけが無い」
と怒っていたが、証拠を見せると、土下座して泣いて謝られました。
「嫁の両親さんには、感謝をしている。孫が真人間に育つよう、見守ってやって欲しい。今日は、嫁と話がしたいので、一緒に来て欲しい」
という旨を伝え、一緒にマンションにむかいます。
マンションの駐車場に行くと、俺の両親がいて、嫁の父親が不憫なぐらい謝っていました。
間男の妻も来られました。
彼女とは初対面でしたが、当日の朝に、電話で全て話をしていました。
「夫が奥様に本当に申し訳ありません」
と、泣いて謝られましたが、
「お互い悪くないですよ。相手に罪を償ってもらいましょう」
と、証拠を焼いたDVDを渡しました。
「本当にありがとうございます。直ぐに弁護士に相談しました。子と再出発できるようにがんばります」
との事なので、心強かったです。
マンションのドアをゆっくり開け入る、大人5人。
パコパコとつく音とあえぎ声が響く、最悪な空間でした。
廊下の扉を開けたままのリビングに走り込み、
「何やってんねん」
と、電気をつける俺。
二人は、直ぐに離れました。
嫁は
「違うの。遊びよ。私の夫はあなただけ」
と言うと、泣きわめき、わけの分からん大声を出してました。
呆然とし、たったままの一物を晒す間男でしたが、間男の嫁を見つけると、
「誤解だ。これは出来心だ。君だけを愛してるんだ」
と泣きわめいました。
この時の言い訳って、テンプレでもあるのかと思うぐらいですね。
それでも俺の嫁は、
「みんなで、急に入ってきて何よ。私を陥れようとしているでしょ。子を連れて出て行ってやる。誰にも、子は見せないから」
と逃げようとし、嫁の父親から
「育て方を間違えた。お前とは勘当だ。静かにしろ!」
と一喝され、やっと静かになりました。
俺は、感情が爆発しそうだったので、ゆっくり感情を入れずに、
「さっきから、遊びとか、出来心とか言われていますが、一回でも不倫です。しかも、3年半以上前から何回も。これは、ほんの一部の証拠ですが」
と、印刷した証拠を、嫁と間男に見せてやりました。
「えっ、なぜ、これを持っているんだ」
と、手を震わせ、目を丸くし、青ざめる間男。
劇を演じているかのように、驚愕し怯え、滑稽でした。
それでも、間男は、
「なぜだ。なぜバレたんだ」
とか言ったので、
「間男さん、俺のパソコンに、アンドロイドと同じアカウントでログインしたでしょ。だから、見えたんですよ。この写真と同じ写真、間男さんのアンドロイドにも入ってますよね」
と言ってやりました。
間男は、びっくりした表情で
「はい」
と返事をし、後はもぬけの殻のようでした。
ロック解除したアンドロイドの中身を確認し号泣する間男嫁さんは、夫の裏の顔を次々に知ることになり、本当に可哀想でした。
俺は、
「弁護士に相談しましたが、俺の嫁からは100万、間男さんからは500万取れるそうです。ただ、子の親権をもらうし、間男さんの妻から慰謝料の請求があると思うので、妻には私からの慰謝料を請求しません。間男さんには、一括で払っていただきます」
と言った。
すると嫁は
「急に家に入ってきたり、盗み見たり、何よ。慰謝料を請求して、こっちから別れてやる。子どもは、私のモノよ」
と泣き叫んで、俺に掴みかかってきた。
そこまでは、覚えているが、あまりに虚しくて、後はうろ覚えでしかないです。
ごちゃごちゃしたが、間男や妻には帰ってもらいました。
その後の話し合いで、子どもは俺実家で一旦育てることになり、俺と嫁の別居が決まりました。
嫁は、自分の両親を巻き込んで、俺から慰謝料を取ろうともしたが、逆に勘当されていました。
親権は、俺のモノになりました。
(慰謝料は男が払うモノと思い込んでいたようで、内容証明郵便が送られた来た際は、嫁の父親に土下座して謝られました)
養育費の支払いを条件に、定期的な面会を許可しましたが、しばらくして養育費も支払われず面会にも来なくなりました。
嫁は、間男の嫁さんへの慰謝料を払わないといけないが、手に職が無いので、風俗で働いているらしく、近畿地方のデリヘルに写真がのっていました。
どうでもいいけど、子どもの前に急に現れたり、悪い影響だけは与えたりしないで欲しいと願うばかりです。
しかし、
「ママ、ママ」
と、子どもが言っている時は、破滅的な結末の前に何かできなかったかと思います。
また、子どもが大きくなった時、嫁の事をどう伝えるか、悩んでしまいます。
間男は、間男の嫁さん実家に連行され、即、離婚したそうです。
間男は、間男嫁の実家の会社で働いていたので、クビになりました。
間男には、会社を辞める前に、俺と間男嫁への慰謝料を銀行でローンとして組んでもらい、払ってもらっています。
この修羅場を体験して、感じたことは、「無知ほど恐いモノは無いな」ということです。
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