小さいころ朝方に目が覚めると大名行列みたいな参勤交代みたいな昔の和装の小人達が壁から出て壁に消えていくんだ
何回もあったから母親に話したら
「今度見えたら私を起こしてね」
と言われた
でも実際はどんなに揺さぶって大声をだしても母親は起きてくれない
別に怖くはないから二度寝するまでそれをぼんやり眺めてた
いつのまにか見えなくなり忘れてた
それから年月が経ち自分の子供が小学生になり津波で小人がいた実家は全壊してしまった
片付けてたら自分の子供が言うんだよ
「結局あの小人の正体わからないまま家こわれちゃったな」
「なんなの?あの武士みたいな集団むかしからいたの?」
って
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