長文でも良いなら
>>9
勿論かまわんよ
>>13
じゃ書くわ。マジで長文でスマン
あれは中1の春休み、当時全国大会常連校の柔道部に所属していたが他の部員は皆小学校低学年からの叩き上げ、俺だけ中1から始めてその春休み日中の稽古は俺にはハード過ぎて疲労が蓄積、その日は帰宅後風呂入って夕飯も食わずに早々にベッドに倒れ込んで熟睡
ふと夜中に目が覚めると天井と電器がやたら近い。幽体離脱だ
実は幼少期に幽体離脱を経験していてこれで2度目だった
が、重苦しい視線を床から感じる。怖くて床が見られない。ただフローリングの床があるだけなはずなのに
でも見ない事には元の体に戻れない気がしてゆっくりと床を首を動かして見てみた
するとそこには有るはずの無い蒼いかすりの着物をきたおかっぱ頭の日本人形が居て、カタカタカタと右手を動かし西の方角を指差した
そこで俺の恐怖が頂点に達し、気絶してしまった
後半へ続く
>>37
後半まってる
目覚し時計のけたたましいベルの音で目が覚めると、もうすっかり明るくなっていて体も元に戻っていてあの日本人形も居ない
指差した方角には我が家からだと藪と芝畑を挟んで民家が一軒有り、その先には崖があるだけだ
やがて猛稽古の春休みも終わったかと思えば、直ぐに進級後の実力テストがある
あの幽体離脱から丁度1週間後、俺は夜中にラジオ聞きながら居間で勉強をしていた
すると大音量で「ドカン!バキン!」と西の方角から聞いた事もない音がしてきた
ふと擦りガラス越しに西の方角に目をやると真っ赤にガラスが染まっていた。いや、西の方角の一軒家が火事になっていたのだ
すると俺が気付くより早く誰かが通報したのか消防車と救急車のサイレンが聞こえてきた
そして直ぐに1週間前の幽体離脱と日本人形が西の方角を指差していたのを思い出し、ガクブルとなりながらも翌日テストが有るのも忘れて明け方の鎮火まで遠くから見守っていた…
後日談へ続く
そして学校で眠い目を擦りながらテストを終えて帰宅。居間で疲れ切った体をソファに横たえTVを見ていたら地元のワイドショーが始まった
そしてニュースのコーナーが始まると昨夜の火事の事が報じられていて、幼児2名が犠牲になったとの事だった
とてもいたたまれない気分になったのも束の間、TVカメラが立ち入り禁止の黒焦げに焼け落ちた家の中をズームしていた
と、その時信じられないものを見てしまった
黒焦げの部屋の中、ガラスケースが割れもせず、あの幽体離脱した時に床に居た蒼いかすりの着物を着た日本人形が全くの無傷で映っていたのだ。これには厨房の俺もびっくりして心臓が止まるかと思うくらい動悸が止まらず意味不明な叫び声をあげてしまった
あれから時は経ち西の方角の家があった所は削られて崖の一部になってしまったが、今でも忘れられない体験だ
他にも心霊体験を嫌になるくらい経験してきたけど、思い出す度にブルーになるので今日はここまでにしておく
終わり
>>55
それは日本人形が助けてやってくれと言っていたのか
それともそいつのせいなのかって分からないとこが余計怖いな
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