小さい時の記憶について
つい最近親から聞いて引っかかってる話があって
ちょっと長くなりそうなんだけど、書き込んで大丈夫かな?
拒否する理由がない
よろしくどうぞ
じゃあ、お言葉に甘えて。
日曜日に実家の親父から電話があって、そん時聞いた話なんだけど
親父も頭の中で整理できてない感じで、俺もよくわかってなくて
だから、ちょっとわかんにくい話になるかもしれない。
怖さもなんか微妙だし。でもまあ書いてみる。
親父の親父、つまり俺のおじいちゃんが去年の12月に死んだ。
死因は心臓の病気で、ごくありふれたやつみたい。
ちなみに、ばあちゃんは既に4年前に亡くなってる。
じいちゃんの葬式は、長女(親父の姉)、長男(親父)、親戚
あとは近所の人が寄って、全部で10人位でやったらしい。
コロナあるし年末で忙しいってのもあって。
親父も親父の姉(おばさん)も、祖父の家から離れたところに住んでる。
葬式は駆けつけたけど、遺産や土地や家のことは後回しになってた。
そういうのを引き継ぐのは親父とおばさんしか居ないので、姉弟で話し合った。
財産といっても知れてるし、ややこしい土地や物件もないので
話そのものはサクサク終わって、あとは家をどーするってことになった。
親父とおばさんが大人になるまで住んでた田舎の家。
二人とも大学進学と同時に実家を出たらしいんだけど
それからまもなく、じいちゃんとばあちゃんも別の町に引っ越した。
でも、家は売らず人に貸すこともなく、30年近く空き家になってた。
でも、じいちゃんとかが時々そこに戻って手入れしてたから
荒れ放題ってわけではなかったらしい。
2月に入って、親父とおばさんとで田舎の家に行った。
管理するにせよ売るにせよ、どんな様子か見ないとってことで。
家に上がり込んで中をぐるっと巡ってみると、案外きれいだったので
ちょっとホッとして、座敷で茶を飲みながら昔話に花を咲かせていた。
その時、どちらからともなく「弟がいたよね」という話になった。
親父の下に、もう一人弟がいた。
そのことを親父もおばさんも忘れてたけど
家の中をうろうろするうちに思い出したんだと。
名前や顔や一緒に過ごした時間のことも思い出した。
ただ、その弟が居なくなった時のことを、二人とも覚えてなかった。
いつ、どうして、居なくなったのか、全く思い出せない。
何年も一緒に暮らしていたはずなのに、いつの間にか居なくなっていた。
そのことに気づいた時、親父とおばさんはなぜか嬉しくなったそうだ。
普通、そういう時って怖くなると思うんだけど・・・
事実、親父も帰りの電車の中で急に恐ろしくなったらしい
でも、思い出したその時は妙に嬉しかったんだ、と。
こんなことがあったよね。こんな子だったよね
みたいな話をひとしきりしているうちに
また別のことに気がついた。
そういえば、まだ見てない部屋が一つある。
親父とおばさんと弟が一緒に過ごしたその家は
結構広くて、部屋が10個以上ある。
それに風呂、便所、物置部屋もあった。
その物置部屋の向かい側に扉がある。
ついさっき、家の中を巡った時、なぜかそこの扉は開けなかった。
二人とも、全ての部屋を見るという風に心がけていたし
そこに扉があったことも認識していたのに、スルーした。
それどころか、その家に住んでいた時にも
その扉を開けた記憶が、親父にもおばさんにもなかった。
扉があるのは知っていたけれど、向こう側がどうなっているか?
二人とも、そのことは全く記憶になかった。
親父もおばさんもさすがにちょっと焦って
物置部屋のところまで戻ると向かいの扉を開けた。
扉には鍵やつっかえもなく、簡単に開いた。
中は普通の部屋だった。
畳敷きで家具も布団も何もない。
ただ、入って正面に大きな出窓があった。
それを見た途端、親父の脳裏にまた弟の記憶が蘇った。
「明日はどこに行くのかな~」
嬉しそうにそう言って窓の外を見ている。
後ろを振り返ると、おばさんも出窓の方を見ていた。
親父と同じように、下の弟のことを思い出したらしい。
「明日はどこに行くのかな~」というセリフも。
その記憶が、その弟の最後の思い出らしい。
親父もおばさんも、それ以降は家族4人で暮らしていた記憶しかなくて
一番下の弟が居なくなった時のことは全然覚えていない。
部屋のことも完全に忘れていた。
人の記憶が曖昧なのはわかるけど、こんなこと忘れるもんかね。
親父は電話でそんなことを何度も何度も言っていた。
ちょっと悲しそうだった。
親父の話はこれでおしまい。
こっからは、俺の感想というか気持ちというか
もう40年か50年か前のことだし
病気か何かで死んだ弟のことを忘れるってのはあるのかもしれない。
でも、兄弟二人揃って忘れるなんて、そんなことってあるかな?
それを同時に思い出すっていうのも、ちょっと信じられないんだ。
あと、ずっと住んでた家にあった部屋のことを丸っきり忘れてるとか。
どうも腑に落ちないというか、気持ちが悪いんだよね。
そんなもんだよって言われるかもだけど。
>>273
養子に出されて親から「もうあの子はよその家の子になったんだから忘れなさい」とキツく言われた
275本当にあった怖い名無し2022/02/16(水) 00:19:19.79ID:8Sg/vCiT0
怖い 何か事件性があってその記憶を脳が無理やり封印したとか?
はたまた違う世界線に弟が行ったのか?
戸籍は?
ありゃオカ板なのに超現実的な解釈をしちまったわwパラレルワールドに飛ばされたんだよきっとw
あ、肝心なこと書き忘れてた。
戸籍では、親父には弟いて、死んだことになってるらしい。
でも、死んだとか、入院したとか、そういう記憶がないんだって。
親父にもおばさんにも。
戸籍って死因とか書いてあるんだっけ?
つらい記憶の封印かな
明日はどこ行くのかなーの次の日にでも事故なり何なりで亡くなって、あまりにつらい出来事だから脳が防衛反応を起こして忘れてたんじゃないのかな
そろって忘れてたなら二人とも亡くなった場面に遭遇してるか、親に忘れなさいってキツく言われたか
勝手な想像だけど
弟さんは何歳で亡くなったのかな?それによってはその頃にはいないはずの弟さんの記憶だってことも…
>>279 現在のはない。
昔、データじゃなくて手書き時代ならあるのか?
お寺とか行けば死因わかるかな?
故人と親しい住職ならわかるか?
>>280
俺もそれは思った。
でも、漫画とかドラマとかだとさ
最初に思い出した後に、一気に記憶が蘇るとかあるじゃん。
あーゆーのじゃないみたいなんだよな。
あと、親父は思い出したいとも思ってないっぽい。
忘れてたことにショックは受けてるけど
調べようとか、そういう気持ちはなさそう。
催眠術とかまじないとかで記憶をなくすとか
そういうオカルト的な方法ってあるのかな?
>>281
弟が何歳で亡くなったとかは話してくれなかったんだよな。
それに関しては、ちょっと不思議に思ったことがあってさ。
じいちゃんが死んだ時に死亡届とか出すじゃん。
戸籍もその時見たのかな、と思って。
それだと、田舎の家を見に行く前に
弟の存在や既に死んでることも分かるじゃん。
電話で話してる時に、親父にそこは聞いたんだよ。
そしたら、見たけど意識しなかったって。
家を見に行って、弟のことを思い出した時に
「あーそういうことか」ってなったんだと
でも、そんなことってある?
それも不思議なんだよなあ。
>>284
そこ気になってて
突っ込んじゃ野暮かなと思ってたんだけど主も疑問に思ってたのね
相続するとき、まずは相続人の洗い出しの為に戸籍追うよね
そこで隠し子発覚ーなんてケースもあるし
弟さんと思われる人物はおじいちゃんが一時預かってたパターンもあるね
で時期がきてしかるべき場所に帰ったとか
>>284
その心の動きは分かる気がする。
抽象的で悪いけど、例えば手紙の中に知りたくないことが書いてあって、ひと通りちゃんと読んだはずなのに後になって人から直接言われた時に初めて認識する、みたいな。
あーそうだ手紙に書いてあったじゃん、そういう事か。って。
嫌な事だと間接的に示されても無意識的に流しちゃう。俺はよくある。
後から「あれに書いてあったのに」「分かってたのに」「何でスルーしたんだっけ」って思う。
ほんで自分にとって「無いこと」にしたかったんだ、に帰結する。
>>287
人によって多少はあるけど心の防御本能なんよ
ショックなことや忘れてしまいたいことを心が記憶もろとも封印してしまう
ただその無意識下の記憶がその後に影響をあたえることも多い
虐待の連鎖とか
ただ、死んだ弟の存在に対してそれが起こるって事は、いわゆる防衛機制?的なのが相当強く働いたのかな。
墓に名前があったりはせんのかね?
>>288
抑圧ってやつよね
おばさんはもっと覚えてるけど
お父さんの手前、すっとぼけてるだけのような気がする
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