うちの祖父母魚屋をやってたんだが、祖母は最後完全な認知症になってたけど、それでも最後の最後までまな板の前に立ったらイワシは手開きしてからのツミレとか、カレイの5枚おろしとか、三枚おろしからのさくどりとかやれてたな。
弟が釣りが好きでなんかの拍子に鰻を釣って家に両親おらんくて祖母は床の間でボーッとテレビ見てたから、
まな板の前に立たせて包丁と鰻と千枚通し置いておいたら鰻を捌くのか?と面白半分立たせてみたら、
物凄い手早く目打ちしてから腹開きで捌いて物置に置いてある七輪と炭持ってこい!って言って、
竹串かなんかで串打ちして七輪で焼き出してフライパンで醤油とか味醂でタレ作って蒲焼き作ったという事があった。それを見てなんか感動したのを覚えてる。
帰ってきた母親にいくらなんでもそれはやらせ過ぎと怒られたのを覚えてる。
やっぱり、身体が覚えてる、って事なんだね
昔の人は上手く言ったもんだわ
出来る事はやらせてあげた方がいいのよね。