多分白昼夢だと思うんだけど。
ある時、大河が脳裏に浮かんだ。
世にも美しい黄金に輝く、とてつもなく大きな河。
けど、知識としてとてつもない程大きいって知ってるだけで、見た目そんなに大きくは見えない。
それを上空から眺めている。
すると河が生き物のように動いて大きく流れを変えた。
同時に意識が物凄い速さで大河に向かって落下、水中で、水底を覆う黄金が砂粒である事、そして、その極小の砂粒が自分だと気づいた瞬間、我に返った。
そしてなんとなく、大河は世界そのものであり、黄金に輝く沢山の砂粒は私たちの命。
大河は命ゆえに輝き、だが砂粒如きでその流れは変えられないとわかった。
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