昔から下駄の鼻緒が切れるってのは悪い知らせの前兆という謂れがあるが、近所に
独居しているうちの親父が部屋で死にかけてるとき、まさにその時俺が自転車に乗ろうと
ペダルを踏んだ瞬間なんとチェーンが切れたんだ。妙な胸騒ぎがして親父の公団の部屋を
尋ねると、親父はベッドでハーハー呼吸を荒くしていた。俺は慌てて訪問医に電話したら
「あ、それもう亡くなるから、絶対救急車呼んじゃダメだよ」って言われた。で電話してる途中に
フーって感じで息絶えた。ちなみに親父は余命幾ばくもなかったが、在宅死を希望してたんだ。
>>233
よかったね、でいいんだよね?
お父さんが呼んで、ちゃんと気づいてあげて、素敵だなって思いました
>>233
> 「あ、それもう亡くなるから、絶対救急車呼んじゃダメだよ」って言われた。
訪問医がそんなことまで言ってくれるんだ
確かに病院で亡くなったらお父さんの希望じゃないし、亡くなったあと家に帰ってくるにもお金かかったりとか色々大変だよ
一瞬、医者の言葉がヒドいなと思ったけど、そういう話を本人と生前から打ち合わせてたなら良かったのかな。