めっちゃ短いんだけどいいかな?
小学3年生の時の話なんだけど、俺の住んでる地域ってめちゃくちゃ田舎で遊ぶ内容が殆ど毎回一緒だから飽きてくるんだ。
それでも楽しいっちゃ楽しいんだけど新しい刺激が欲しくてちょっと遠くにある廃病院に肝試しに行ったんだ。
行ったのは俺と、友達のAとB。
友達の名前の適当さはごめん。
とりあえず、その3人で自転車で1時30分位の所にある廃病院に行ったんだ。
元々、周りには民家があったっぽいんだけど朽ちてボロボロの家に囲まれてその病院は建ってた。
ちなみに、なんでその場所を知ってたのかっていう理由はAには兄が居て過去に肝試しに行ったっていう話を聞いたから知ってた。
でも流石に暗くなってからじゃ親に怒られるから休みの日の昼に行こうってなった。
懐中電灯を持参して気分はもう冒険者だったよ。
3人で自転車乗って話ながら進んでたらあっという間に着いたんだ。
そんで、着いてみたら思った以上に雰囲気があって怖かったのを覚えてる。
辺りを軽く散策して横の窓が割れてたからそこから侵入。
中に入ってみると窓が結構あるのに暗かった。
懐中電灯持ってきといて正解だったなぁみたいなことを話しながら進んで行った。
そんで中に入って気付いたのは意外と広いって事。
木に囲まれてて気付かなかったけど、渡り廊下みたいなのがあって奥に建物があったんだ。
手前の建物には別に何も無かったから、その渡り廊下を見つけた時かなりテンションがあがったよ。
奥に進むと、窓に鉄格子が嵌められてる部屋が沢山あったんだ。
部屋の数は大体20くらい。
どの部屋も鍵が掛かってるのか全然開かなくて気持ちも冷めてきた頃、俺たちの進んできた方の道、つまり後ろの部屋からドンッ!って大きな音がしたんだ。
その音が聞こえた瞬間俺たちの動きは止まって汗がダラダラ出てきた。
小学3年生だからそんなに身長は高くなくて鉄格子の中を覗けなかったけど、中に何かいるなんて思ってもみなかった。
今思えばいる訳はないんだけど、当時の俺はそんな事考えもしなかった。
俺達が動きを止めている間もドンッ!ドンッ!って大きな音が聞こえる。
逃げようにもそのためには、音のするその部屋の前を通らないと逃げられない。
どうしようと考えてる時にBがうわぁぁぁって叫びながら奥に走り出した。
確かに奥にはまだ見てない道があるからそっちから逃げられるかもしれない。
でも、俺は何だかそっちの道は怖くて来た道をダッシュで通り抜けることにしたんだ。
俺が走り出すとAも後ろを付いてきてた。
俺とAがその部屋を通り抜けた時、バキッて音が響いた。
見ると音のなる部屋のドアがひしゃげて開いてた。
そしたらその部屋から天井よりも背の高い女が出てきたんだ。
格好は白い布を体に付けてるだけって感じだったよ。
俺とAはそいつを見て思わず足を止めちゃったんだ。
あっ、死んだって思ったから。
でもそいつはこっちには来ないで四つん這いになって奥に走ってった。
Bの行った方に。
俺とAは逃げた。
Bを置いて。
Aの兄ちゃんに話したら友達と一緒にBを探しに行ってくれたんだ。
そしたらその病院の裏で見つかったよ。
気を失ってた。
その後Aの兄ちゃんに全部話したけど、そんな渡り廊下なんて知らないって言われた。
でも俺とAとBははっきり覚えてた。
Bにあの後どうなったのか聞いてみると、女は来てないって行ってた。
B曰く、先の道は二手に別れててBは左に行ったらしい。
そんで多分女は右。
Bが右の道を選んでたらやばかっただろうなぁって思ったよ。
文字に書き出してみると意外と長いものだな…。
長文失礼しました。
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