俺が生まれた時から家の隣がアパートなんだけど、
どっちも木造の古い建物で家との隙間が少ししかないから、いろんな生活音が聞こえる。
んである時の夜、隣からテレビの音量がでかかった。
番組はNHKらしい。もう寝てると内容が分かるくらい音が大きい。
うるさいけど隣のその部屋は身寄りのないおじいさんだから、耳が遠くなったんだろうなと思っていた。
その日は我慢して次の日の夜になった。
相変わらず音がでかい。
NHKのあの独特のアナウンサーの声というか、低音が響いてる。
なんでこんなにうるさいんだろ?俺は家の壁を聞き耳を立てていた。
番組は若者向きの音楽になってもチャンネルを変えない事に気づいた。
おじちゃんがそんな番組見るのだろうか?
なんかいやな胸騒ぎがしたんだけど、隣のアパートとは交流も無いし転寝をしているのかもと思って黙っていた。
そして日曜日の朝になった。誰かが訪ねてきた。
新聞配達人だ。
おかんの話によるとなんでも新聞が3日分も郵便受けに溜まっていて、
配達人が不信に思いアパートの住人に訪ねたんだけど、誰も出てこなくそれで俺の家に来たということらしい。
それで警察に連絡。
警察と大家がドアを開けるとそこにはおじいちゃんが倒れていた。
死後2日・・・脳内出血で倒れた時にはまだ意識があったのか、爪に畳のワラが挟まっていたんだって・・・
もしかしたら俺があの時気づいて大家に連絡してれば助かったかも知れない。
そう考えると胸が痛い。
でもなんで住人が不思議に思わなかったのか・・・
隣のアパートのその部屋はいまだに空いている。
>>603
それリアルできついなー!・。・゚(ノд`)゚・。・゚よく話してくれたもんです、うん。
>>604
これネットで言うのもまずいかなと思ったけど、なんかもう忘れられなかったんで・・
おじいちゃん、ゴメン
>>603
うわ~、全く同じ体験をしたよ。
うちの場合、週に2回掃除に来てたおばちゃん(じいさんの知り合い)が発見。
心臓が悪いのに一人暮らしだったそうだ。
もう6年近く前の話。
今その部屋は人が住んでいます。
>>609
知ってて住んでるんだよね・・・
>>610
今住んでる人(ご夫婦)はじいさんが亡くなってから3組目の住人。
その事実を知ってるのかどうかは分からない。
その前2組(男)は会社の寮(それぞれ別の会社)として使ってた。
その人達も知ってたかどうか・・・。
>>603
>身寄りのないおじいさんだから
それでよかったと思うよ。
身よりのない人だから命が助かっても半身不随になったり
一部不自由になると本人が苦しむ。(全ては本人の運命)
そういうわけで、ある程度年取ってくると、アパートやマンソンを借りたくても
大家さんが、貸してくれなくなるんですよね・・・お金があっても。
一生賃貸で行こうと思っている人。
よーーーく考えよう♪
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