怖いっつーかマジかよと絶句した話をひとつ
うちのおふくろは霊感があるタイプらしく、看護師なんだがよく夜勤で変なものに出くわしたり、運転中に変なものを憑れてきたりするらしい。
もち、自分は見えない方なんだが、稀に『……ここ何か変だな?』とか思ってると、
「今何か居たね」
とか言ってくる。
俺何も口にしてないっつの。
これだけなら変な人で済むのだが、田舎のじいちゃんが風呂場で脳溢血で死んだ日に、
「何かいやな予感がする」
っつって妹連れて行って、その日のうちに発見したこととかもあるから、たぶん勘の良さはガチなんじゃないかな?と思ってる。
で、こないだ初めて知ったんだが、兄妹は誰も知らなかったんだが俺らにはひとつ上の兄貴がいたみたいだ。
ただ、生まれる前に流産したようで子供には黙ってたそうな。
で、こっからがオカルト話。
おふくろはその兄貴が生まれる一年くらい前に、『自分のお腹の上で小人サイズの子供がはしゃいでいる夢』を見て、自分の産む子供の数を知ったらしい。
で、その子供の数がちょうど三人。
六歳くらいの男の子と、三歳くらいの女の子と、女の子の赤ちゃんだったそうな。
ちょうど俺ら三人兄妹と年齢ぴったりじゃねぇかよ!
しかももうひとり男の子がいたが、お腹から降りてどっかいっちゃったらしい。
それ兄貴じゃねーか!
おまけに、こないだ結婚した上の妹が家に帰ってきた時の会話がこれ。
「あの子女の子産むね」
「は、何?」
「お腹で抱っこちゃんみたいにしがみついてる小さい女の子が居る」
その二ヵ月後、妹の妊娠が発覚。
……マジで姪っ子だったよ。
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