居酒屋でバイトしてたときの話。
そこによく来るGSの人達がいた。
まぁ常連さんだったんだけど。
その常連さんの中にSと言う人がいてあたしは、その人に一目惚れをしてしまった。
どうにかこうにかその人の連絡先を手に入れて、今では彼氏なんだけどね。
ただ、あたしの母親が前にそこのGSで働いていたこともあって、GSの人達はあたしの存在も知っていたしあたしもGSの人達の存在は知っていた。
彼氏と付き合っていることをGSの人達に言うと、母親へ情報が行くことやめんどくさいことになるのが目に見えてたから誰にも言わなかった。
ある時、GSの1人Iさんが
『 ちびちゃんさー、Sくんのこと好きなの? 』
そう聞いてきた。
『 好きですけど….? 』
もちろん、そう答えた。
すると。
『 えー、僕は無理だと思うよ~ 』
『 Sくんモテるし~ 』
『 女の子と連絡とってるし~ 』
『 諦めた方がいいと思うけど~ 』
そう言われた。
( あぁ、、、そうなのか、、、 )
その時は、そう受け止めた。
付き合って2ヶ月が過ぎたときだった
あたしは、陸上と勉強に専念するためにバイト先を辞めることにした。
あたしが辞めると同時に3人辞めることになり彼氏が、送別会を開いてくれた。
送別会の日は、あたしがバイトが最後の日だった
バイトが10時に終わるから送別会は10時からの予定だった
だけど、みんなは9時に集まってくれた
最後のバイトの姿を見ようと。
みんなが座り、あたしはみんなの姿をカウンター越しに見ていたらIさんが言った。
『 さぁさぁ、始めちゃいましょー♪ 』
みんながこっちをみて
『 1人いないから始めれないでしょ 』
そういう中 Iさんは送別会をスタートしてあたしの目の前で乾杯した。
まぁ、仕方ないか~と思いつつあたしはバイト上がり、みんなに混ざった。
すると、またもIさんはあたしに言う。
『 美人ばっかりだけど1人だけ違う(笑) 』
『 真ん中のちびちゃんは可愛くない(笑) 』
笑いながらでも腹が立った。
30越えたくそじじいが19の娘に言うものか?
彼氏の立場もあったから、
あはは(笑)と笑ってごまかしたけど。
食べているとまたIさんが言う
『 AちゃんとNちゃんにはお菓子あげたもんね~ 』
『 Nちゃんにはとびきり高いものだけどね♪ 』
『 あ、でもちびちゃんのは忘れちゃった♪ 』
別に欲しかったわけではないけどなんかカチンときた。
それを見ていた彼氏が
『 ちょ、タバコ買ってきますわ~、ちび、なんかお菓子食べたいのあるか? 』
そう聞いてきたから
『 チョコシュー食べたいかな 』
そう言うと彼氏はタバコ買いにでる。
残されたあたしは、もちろん、Iさんから言われる
『 ちびちゃんワガママだよね~ 』
『 そんなんだとSくん捕まえられないよ? 』
『 あーあ。Sくん可哀想~。 』
『 僕はちびちゃんみたいな女の子彼女にしないよ~ 』
なんかここまで言われると彼氏に申し訳なくなってしまって彼氏が帰ってきた時に
『 ごめん、帰る 』
と言って帰ろうとした
『 まぁ、待て。 』
と彼氏にとめられる
( もうこの苦痛なところいたくないの )
そう思っていると彼氏がみんなの前で言った。
『 俺はこいつと付き合っている。言わなくてごめん。可愛くないって言われても、ワガママでも、俺が選んだのはこいつだから。それとIさん、さっきの話全部聞いてたよ。Tが通話繋げてくれてたから。19歳にいろいろ言うの子供くさいから。俺が女だったらIさんとは付き合いたくないかな。 』
いつも黙って聞いていた彼氏が初めてみんなの前で言ったことだった。
もちろん、母親にも彼氏と付き合っていることを言ってIさんのことも話した。
その時にわかったことだが、Iさんは口だけ一丁前で、なにもできない人だったらしく母親に何度も何度も怒鳴られたらしい
だから、その仕返しをあんたを使ってしたつもりだったんだろうね。と。
それも失敗に終わっちゃったけどね(笑)
今、そのIさんは職場でもはぶられた結果、もうやめちゃったとのこと。
–END–
『ちび(年齢19歳・♀)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
あたしあたしって、文章に書く場合は「私」だろ!