本好き同士の同僚AとBとで読み終わった本の貸し借りをよくしてたんだけど、Aが私やBが貸した本を“うっかり(本人談)”ヤフオクで売ってしまったことがあった。
普通人から借りた本か、自分で買った本かぐらい分かりそうなものだし本人が“うっかり”って言った本はたいてい発売されたばかりの人気作家のものや映像化が発表された本ばかりだったから計画的だとしか思えない。
その上、うっかり売ってしまったのだとしても自分の本じゃないと分かった時点で弁償なりなんなりするのが普通だと思うけどそれさえない。
Bは大らかというか、あまり気にしない性格なので
「もー、おっちょこちょいなんだから~」
って笑ってるけど私は執念深い性格なので、嘘をついてまでそういう事をするのが許せなかった。
その事がなければ思い出さなかったのに、そういえば以前「失くしちゃった」
って言われて
「もう読み終えた本だからいいよ」
って言ったものもベストセラーの上下巻だったなと思い出してこりゃ絶対わざとだ!と思って、もう貸すのが嫌になっていた丁度その頃、楽天がばら撒きまくったkoboを手に入れたので、電子書籍派に転向した。
そしたら驚いたことに、楽天のIDを貸してくれと言い出した。
電子書籍は同じユーザーなら何度でもダウンロードできる。
「私もkoboを手に入れるからそれにダウンロードさせてくれパスワード教えるのが嫌だったら私のkoboを渡すからそれに私子がダウンロードしてくれればいいから」
って。
冗談は顔だけにしろっつーの。
そんなこと出来るわけないじゃん。
当然断ったら、ただで手に入れたkoboの癖に!だの、ケチ!だの罵られた。
koboはただでも書籍は普通に買うんだし、何言ってんだコイツ。
それを横で聞いていたBが、さすがにその時は微笑みが消えて
「あんまり非常識なことを言うようだと私ももう本は貸せないわ」
と言って宣言通りAも電子書籍派に転向した。
余談ですが、楽天がバラ撒いたkoboは無茶苦茶使い難かった。
今はkindle派ですw
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