夕暮れ時に帰宅すると,家の前にカエルがいた。
田んぼなどない住宅地なのに、めずらしいこともあるもんだ。
そこで、家からパンを持ってきて与えたのだが微動だにしない。
カエルは肉食かもと思い,次はウインナーを持ってきたのだがやはり動かない。
つまらないので、俺は家に入ってしまった。
次の日の朝、嫁さんが怒っていたのだが、理由は次のとおり。
「大きなウンチのまわりにパンとウインナーが置いてある。悪質な嫌がらせだけど、意味がよくわからない!」
もちろん嫁には真相を話していない。
死に際に打ち明けるつもりだ。
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