行きつけのラーメン店で、いつものようにとんこつ・カタ麺・ネギ多めを注文した。
おいらが注文して5分ほどして向かいに座った、ちょっと怖そうで強そうな、ドラゴンアッシュみたいなあんちゃんは、
「とんこつチャーシュー・大盛」
を注文した。
俺は内心に、
「あえて大盛注文する奴がいるんだな・・・替玉知らんのかな」
と思って、おいらはおいらのラーメンを食ってた。
とりあえず、一玉分の7割くらいを食い終えた時点で店員さんに替玉を注文する。
すると、向かいの怖いドラゴンアッシュが、
『何!そんな制度があんのか!』
みたいに器に向けてた顔を、ぶわっと起こして、こっち見たり、店内を見まわしたりしてる。
おいらの替玉が器に入った時点で、ドラゴンアッシュは凄い勢いで、大盛りの麺をすすり倒して、
「すんません!こっちも替玉!」
こらこら!
「こっちも」
って言うな。
で、おいらはこの店で食う時は最低二回替玉すると決めてるので、次の替玉を注文した。
するとドラゴンアッシュが、また
『何!また食うんか!』
みたいに顔を上げてこっちを見る。
怖い。
こっち見んな!
そんで、ドラゴンアッシュも替玉を速攻食って、
「こっちももう一つ替玉!」
って言ってる。
だから
「こっちも」
って言うなって。
おいらは、まだ食えるので、もうひとつ替玉を注文。
ドラゴンアッシュ、やっぱり反応する。
なんか意地になってるみたいだ。
慌てて2回目の替玉も食って、
「こっちももう一つ!!!」
お連れ様とかじゃないので
「こっちも」
はやめてください。
俺は、その替玉で最後にして、妻子が食い終わるのを待った。
ドラゴンアッシュ、
『なんだ、もう終わりかw』
みたいな顔で、店員に言う。
「替え玉、俺だけもう一つ」
すんません、負けました。
ていうか、最初に大盛り食ってる時点で、ドラゴンの勝ちだろ!
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