高校の修学旅行での出来事。
バスで1日目のホテルに到着。
私は、バスガイドさんがバックで駐車スペースに入るバスを誘導しているのを後部座席で眺めていました。
後ろはガードレールから向こうは、急斜面になってるようで見晴らしは最高、目を移すと沈み行く夕焼けが美しく、少し見入っていました。
「オーライ、オーライ・・・ アッーーーーーー!!」
バスガイドさんの悲鳴で我に返る私、当然バスは急停止。
下を見てもバスガイドさんの姿は見当たらない。
えっ!? ガイドさんを轢いたの?
そんな不安が頭をよぎった時、崖の下から
「ストオオォォォォッップゥゥゥゥ!!」と
悲鳴に近い叫び声。
20mも滑落しながらも、見事な職人魂を見せてくれたガイドさんに惜しみない拍手が贈られました。
全身傷だらけで崖から這い上がって来る彼女は、宛ら重要なミッションを終えた戦士のようでした。
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