子供の頃、高い所から飛び降りる遊びが流行っててな。
当時小学三年生だった俺も含めて5人くらいでいつもジャンプ遊びをしてた。
高いって言ってもせいぜい1mほどで地面は柔らかい土。
転んだところで怪我のしようもないほどで親にも黙認されてた。
これが前提。
ある日、Hくんが
「カッコイイ飛び降り方を見せてやるぜ!」
とポーズをつけながら勢いよくジャンプ。
立膝でしゃがんだ姿勢で着地すると同時に
「カッコイイ!」
と囃し立てる俺たちの前でそのまま後ろに尻もちを付くようにしてひっくり返った。
何が起こったか分からなかったが明らかに気を失ってるHくんの姿を見て大人を呼びに行った。
大人が来てしばらくしてから目を覚ましたHくん、何も問題はない様子だったが念の為に病院に連れて行かれた。
すぐに戻ってきたのだが診断名は
「脳震盪」
なんで? と戸惑う俺たちに大人たちが説明してくれた。
なんとHくん、着地の瞬間に自分の右膝で自分の顎を蹴り抜いたんだそうだ。
完全なる自爆に俺たちは本人も含めて大笑い。
大人にはさんざん説教されてジャンプ遊びは禁止になりましたとさ。
このHくんはこの後にも缶蹴りで缶と間違えて自分の軸足を蹴り払ってすっ転んだり、かくれんぼで鬼から逃げながら手をついたら腕が折れたりと。
なかなかの武勇伝を持っているのだが、先日そうやって入院した先で運命の人に出会ってゴールインした記念カキコ。
滅びの宴
ガラケ仕様に変わったのか?
ガラケ仕様に変わったのか?
ポポプラジル