四歳のころの話。
いとこ二人(あのころ確か6~7歳)と私とで人気のない空き地で遊んでいた。
少し日が暮れかかったころそろそろ帰ろうかと思っているとそれまで誰もいなかった
草むらからズザッという音がして40歳くらいの男が出てきた。
いとこ達は急いで逃げたがびっくりして何が起こったか分からず立ち尽くしていた私にその男は
「パンツ脱げ」
と言ってきた。
嫌だといって泣き出すと男はナイフを出した。
何をするのかと思ったら自分の腕を切って血を出し
「これを飲んだら許す」
とか言ってきた。
血を見た時点で大泣きしていた私はどうすることもできずパニックに。
その時一番上の従兄弟が近くを歩いていた高校生の男の子と一緒にほうきを振り回しながら助けにきた。
それを見て男は腕からボトボトと血を流しながら走り去っていった。
あの血の色は鮮明に目に焼きついてます。
一人じゃなくてよかった。
ばけらった
昼間も出歩く貴族
かなり頭のイカレた変質者の餌食にならずに良かった
ポポプラジル