数年前の話なんだが、今は実家を離れちゃったんで良く知らないが、都内に有る開かずの踏み切りってほど長くは無いが、一度閉じるとなかなか開かない踏み切りが家の近くに有ったんだ。
踏み切りの長さは5メートルくらいかな。
そこは通学路で、いつもそこの道を通って学校に通ってたんだけど、ある日の夕方、ちょっと用事があって学校に向かう途中にその踏み切りに引っかかっちゃったんだ。
少し急いでたのもあるし、その日少し嫌な事があっていらついていたせいもあるが、普段は慎重派なのに、電車もまだかなり距離があるみたいだし(ガタゴトと音が聞こえないくらいには)、
「渡っちまうか」
と思って踏み切りを乗り越えて渡ったんだ。
そしたら突然線路内で脚の力が抜けてコケて膝を強打。
別に線路に脚を引っ掛けたとかじゃなく、突然脚の力が抜けた感じ。
膝を強打してるので歩けなくなって、悶えていると、まるでコントみたいにやって来る電車。
電車があと数メートルって所で何とか這いつくばって線路のむこう側に辿りついたが、あんとき程、死を覚悟した事は無かった。
実話なんで面白くないかも知れないが勘弁。
何かの心霊現象か!?
心霊体験よりも怖い