風の結構強い日、BMWの後ろでチャリで信号待ちをしていたら俺の後ろにセルシオが止まった。
その車はチョッとヤバいオーラを出していたので俺は風で煽られてぶつからない様道路左端にぎりぎりまで寄った。
セルシオは特に詰めてくるわけでもなかったのだが、前のBMの窓ガラスがスーッと開いて灰皿の吸殻を道路に捨て、その灰が俺を巻き込みセルシオにかかった瞬間両側のドアが開きやっぱりヤバいオーラを出している893さんらしき人たち40代2人が出てきて、一人はBMの前へもう一人は運転席の窓ガラスを怖いくらい優しくノックした。
セルシオ「チョッとすんません 窓開けてもらえますか(やはり優しく でもそれが怖い)」
少し間が開いてBMの窓が5cmほど開いた。
セ「吸殻道路に捨てたらダメだろう 灰が自転車の兄ちゃんにかかってるじゃないか なあ?」
俺「(げっ、俺を巻き込まないで そりゃ投げ捨てはいけないけどこの場合あんまり気にしてないから)あっ 私は大丈夫ですから…」
セ「おまけに俺たちの車にも灰が入ってきちゃったし 片付けなよ自分のゴミなんだからさ」
BMはなんか言ったようだが俺には聞こえなかった が その時後ろの方からクラクション。
信号が青に変わっておりセルシオの後ろに2台ほど車が待っていた。
セ(後ろの車に歩いて行き)
「前の車動けなくて今退かすとこだからチョッと待ってろや!!」
と一喝
んでまたBMの側へ戻り
「左折したとこのコンビニにいこか 逃げんなよ」
と声のトーンをくーっと下げて言い、俺に向かって
「兄ちゃんも来るか?」
と言ってきたので
「チョッと用事があって急いでますので失礼させていただきます」
と丁寧に?返事をしたものの信号がまた赤に変わったので俺も身動きが取れず、早く青にならないかと待っていた。
信号が変わりBMとセルシオは左折、俺は直進して銀行へ行きCDで金を引き出してから一応気にはなっていたのでさっきの道路を通ったらBMの兄ちゃんらしき人がセルシオの人の監視下で塵取と箒で道路を掃除していた。
セ「よお、兄ちゃん ズボン大丈夫だった? 今コンビニから道具借りて掃除させてるからよ」
俺「あ、ご苦労様です 大丈夫です 失礼します(なんじゃこの返事は 緊張しまくり)」
とダッシュで帰りたいのと顛末を知りたい気持ちをぐっとこらえ平静を装ってその場を去った。
多分掃除だけでは済んでないんだろうなと思いながら、やっぱり悪いことしちゃイケナイな 神様(この場合悪魔?)は見てるんだなとミョーに納得しながら家に帰った。
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