大学時代の話
長野に菅平という高原があって、夏になると全国からラグビーのチームが合宿に来る。
で、あらゆるところで試合があって救急車が常に走り回ってんの。
自分も試合で怪我してしまったんで菅平唯一の病院に行くことになったんだけど、そこがもう野戦病院並の凄い場所だった。
屈強な男たちがそこらへんの長椅子で(ベッドが足りない)点滴を受けていたり、うーうー唸っていたりして、その間も常に処置室から叫び声が聞こえてくる。
外れた肩や腕を入れるためにグリグリやってるからなんだろうけど、引率のおっさん達はこの状況に慣れてるみたいで、何故か自分の見た痛そうな怪我自慢とか始めてやがんの。
スパイクが目に入って中身がデロンと出た話とか、首を折った話とか、そりゃあもう次から次に。
結局自分は鎖骨を脱臼しただけで程度も軽かったので手術もなしで済んだけど、怖い話をいっぱい聞かされたせいで、出る時にはかすり傷でよかったーって思えたね。
コメントを残す