高校の頃の話
その日は文化祭の準備で帰りが遅くなって、いつもの田んぼ沿いの道を自転車で一人で帰ってた
私の地元はど田舎で、どこを見渡しても田んぼやビニールハウスばっかり。
その合間にポツポツと民家がある感じだった
その日はもう外は暗くて、急いで自転車をこいでたら、急に何者かにタックルされて自転車ごと田んぼに落ちた
最初は突然の衝撃になにが起こったのかわからず茫然としてたけど、はたと気付いたら若い男がうつ伏せの私に覆い被さって体を弄っていた
反射的に
「ぎゃああああああああ」
と今まで出したことのない大音量で力いっぱい叫んでしまった
そしたら 顎 が 外 れ た
顎が元に戻らないからフガフガ言う私に、ビクッとなって体を離し、恐る恐る様子を窺う強姦魔
私の変顔に性欲も失せたのか、とうとう近くの民家(といっても走って二分くらい)まで助けを呼びに行ってくれる始末
後からその民家のおばちゃんに聞いたら、その男は「田んぼの中に顎が外れてる子がいる」と報告したそうだった
その後はもうパニクったおばちゃんに救急車呼ばれるし、強姦魔はどさくさ紛れにどっか行ってしまうし、私は顎が外れてるから状況説明もできないし、何より顎が外れてることが恥ずかしいしで大変だった
今となっては笑い話になってるらしいけど、もう田舎に帰れん…
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