去年の夏、妹と某ホームセンターに買い物に行った時の話。
車を駐車場に止め、日射しの中うだりながら店鋪へと歩いていたら、妹が急に足を止めて他所の車を覗き込んだ。
DQNなことすんなと制止しようとしたら私にもその車の中が伺えたので見たら、そこにはぐったりしたまま舌をだらりと垂れ、小刻みに呼吸を繰り返している小型犬。
猛暑の中エンジンを切られ、窓も閉め切られた車の中、どれほど放置されていたのかは知らないが、素人目に見ても瀕死の状態…
二人で無言のまま、同時に店鋪へとダッシュし、車のナンバーと車種を連呼しながら店内を探す事数分、ペットコーナーで窓越しに小犬と戯れていた飼い主発見、?マーク飛ばすおばちゃん飼い主引きずり出すように車へと連れて行きドアを開けさせた。
その小型犬は先程よりも深刻な感じ、に見えた。
(見た時は確認できなかったので定かでないが、呼吸が弱くなってた感じ)
ようやく犬を連れ出したもののどうしたらいいのか分からずおろおろするおばちゃん。
なのに普段ぼけーっとした感じの妹が人格変わったかのようにその犬を抱えてまた店鋪へと走った。
屋根があるだけの植物コーナーのようなところ?で店員に事情を告げ、ホースを借りて犬に水ぶっかけまくり始めた。
おばちゃんも私もびっくりしていたが、
「暑がってこうなったんだから冷やしてやればいいかもしんないじゃん!」
と妙に強気、ああそうか、と勢いで納得おばちゃんと私。
妹が冷やしている間、私は自分の車のエンジンを入れてエアコンをガンガンに効かせ、 店員さんにタオルを借りてずぶ濡れの犬をくるんでおばちゃんに抱かせ、近くの動物病院(徒歩20分くらい)へ搬送。
後は医者にまかせた!おばちゃん罰として暑い思いして車まで帰りやがれと置いて帰った。
だもんでその犬の生死は定かでなかったのだが、しばらく経った秋頃、そのおばちゃんがその犬を連れて散歩していたのを見かけて安心した。
妹も「そうかぁ~、よかったねぇえ~」などとぼけーとした口調で喜んでいた。
つーか、近所かよおばちゃん。
戦慄!?犬人間の暗躍
無知な飼い主、いるよね。
真夏の真っ昼間に炎天下のアスファルトの上で犬を散歩させてる人とか…動物も熱中症で命を落とすと言うのに。