飼っていた猫がウイルス感染で白血球減少症になった。
餌も食えず、水も飲めず、うずくまったまま動くこともできず時折苦しげなうめき声を上げて血の混じった胃液を吐くだけの猫。
獣医さんに連れて行ったら正常なら一万あるはずの白血球が百しかない、もう助からないと言われた。
獣医さんからの帰り道、助手席の段ボール箱に入れた猫。
動けないはずなのによろよろと這い出して私の膝に乗った。
そして動かなくなった。
嗚咽どころじゃない、ダーダー涙が出て前が見えないくらいだった。
家に着いたらまだ息があった。
つーか、今も生きている。
紛らわしいまねすんじゃねーよ。
ホントに死ぬときは泣いてヤラネ。
いいや 泣くよ。キット