地下鉄で金髪リーゼント革のロングコートサングラスのやくざのようなでかいオッサンが足をがばっと開いて携帯を使っていた。
うわーっと思っていたけれどだんだん混んで来てノーメイクの文庫を読みながら女の子がまったく躊躇なくオッサンの隣に座った。
オッサンのコートをそのこは踏んでしまったらしくおっさんが不快そうに引っ張ってにらみつけても平気で本を読み続けていた。
広げた足にぶつかっても何回にらみつけられても不動心で本を読み続ける彼女に地味ながら武勇伝だとおもう。
彼女が降りた後明らかにほっとしたリーゼントおっさんでしたが次によぼよぼのお爺さんがすわってまた居心地悪そうに少し足を閉じていた。
『断固絶対天国粉砕拳』でやってやりますよ。