昔修学旅行で京都に行った時、なかなか寝付かれず、やっと寝れたと思ったら悪夢を見た。
夢の中で私は死体で、蝋燭だけが照らす薄暗い寺院の廊下を、坊さんに足を掴まれて引きずられていく。
意識はあるが死んでいるので、ピクリとも動けない。
どうやら、流行り病にかかって大量に死んだ人々の一人(男)という設定で、坊さんたちの唱える念仏をBGMに、火葬場に連行されているところらしかった。
坊さんたちも慣れっこらしく、「またかよー」ってな感じで、超ぞんざいな扱い。
両足掴んで引き摺られていたのだが、段差とかで頭をガンガン打ってしまい、それがちょっとムカつく……と独白している、そんな夢だった。
目が覚めた時、しばらく耳元で念仏が聞こえていたが、脳内幻聴だと片付けた。
それ以外特にどうということもなく旅行は終わったが、帰ってから友達が「心霊写真を撮った!」と騒ぐので見てみたら、彼女がとった私の写真に、真っ赤な炎のようなものがまとわりついていた。
その次、卒業旅行でロサンゼルスに行った。
綺麗なホテルだったが、なんとなくトイレとかに一人でいると落ち着かないなぁ、とは感じていた。
が、遊びに行った友達の部屋は、落ち着かないどころではなく、なんだかもう一秒もここにいたくない、というくらいイヤーな空気が漂っていたので、同室の友達を置いて、一人で自室に逃げ帰り、速攻寝た。
そしてまた夢を見た。
夢の中で私はカルト宗教の狂信者(男)で、神がどうのこうのと言いつつ、仲間と人質をとって教会に立て篭もっていた。
周囲は警察に包囲され、もう射殺以外道はない感じ。
もちろん投降する気なんてナッシング、
神の為に死ぬ気マンマン。
しかし、追い詰められて興奮した私は、人質のパツキン美女を銃で脅しながら激しくレイープ開始。
泣き叫ぶ美女をひとしきり犯って満足したあたりで、警察が突入してきて、銃撃戦に。
しかしあっけなく射殺され、神よーとか言いつつブラックアウト。
そんな夢だった。
その旅行中、霊感持ちの友人が「肩を叩かれた!」とか「名前を呼ばれた!」とか言っていたが、私は特に何事も無く、旅行は概ねつつがなく終わった。
が、例によって帰ってから、同室の友人が「洒落にならない写真撮っちゃったYO!」と半泣きでTELしてきた。
見てみると、部屋を撮った写真の私のベッドの上付近に、髑髏が密集したような煙がでろでろと写っていた。
確かにちょっと洒落にならなかった。
でもその写真はありがたく譲り受け、今でも記念にとってある。
貴女の内に地獄門が出来て居るようですが安心してください
周りの方々を定められた人数分だけ地獄に導いた後
貴女には幹部獄吏の道が約束されています
大へんな出世ですね
・・・見てきたような ウソを言って 楽しい?