小学生の頃、母親が入院していた時期があった。
それが俺の遠足の時期のちょうど重なってしまい、俺は一人ではおやつも買いに行けず、戸棚にしまってあった食べかけのお茶菓子とかをリュックに詰め込んだ。
そして、夜遅くオヤジが帰宅。
「あれ・・・明日遠足なのか」
と呟き、リュックの中を覗き、しばし無言。
もう遅かったので、俺はそのまま寝てしまった。
次日、リュックを開けて驚いた。
昨日詰めたおやつのラインナップがガラリと変わっている。
オマケのついたお菓子とか、小さなチョコレートとか・・・
オヤジ、俺が寝てからコンビニ行ったんだな。
俺、食べかけの茶菓子でも全然気にしてなかったんだけどさ。
あの時、オヤジがどんな気持ちでコンビニへ行ったかと思うと、少し切なくなる。
何で?切ないの?
子供時代、
親父との関係ってそんなもの…
ちょっと離れた存在。
おいらの頃、コンビニ無い時期、地方でね。
夜中に買い出しなんか出来なかったね!?
フンw
正直に言うてみぃ?
敢えて照れ隠しで切ないって綴ってるけど
ほんまは相当嬉しかったんやろ?
いい親父さんやないけ
母の入院でやむを得ないこととはいえ子に不憫な思いをさせそうになったと気付いた父の気持ちを思いやれ嬉しいだけでは済まんだろ