強面だけとふつーのサラリーマンの父の話です。
寿司屋で一人食事をしていると、チンピラ二人組みががやがや言いながら入ってきたそうです。
そして、づかづかと父の隣に座っていた親子(母親と子供)に近づき、
「そこどけや」
とひっつかんで、どかし、自分たちが座ったそうです。
それをずっと見ていた父は、
「おい、あんちゃんら・・おまえら、出てけ。」
と言ってしまったそうです。
チンピラたちは、
「あんん?? なんだと、おやじ??」
と詰め寄ってきたそう。
父はおもむろに、そして冷静に
「お前ら・・・おれが誰だかわかってないようだな。」
と不敵な笑みを浮かべて言ったそうです。
ただもんじゃないと思ったのか、何も言わず、彼らは出て行ったそうです。
お店の中は拍手喝采。
親子もお礼を言いながら席に戻ったとか。
父に、怖くなかったのか聞いたら、おしっこちびるくらい怖かったって。
もうぅぅ強面のくせに気弱なんだから。
でも、正義感だけは強い。
おとん、かっこえええと思いました。
しかし危うい紙一重だね
このチンピラ
生きたままでチェーンソーで首切り付けたいわ