昨日の深夜1時ごろ近所から騒ぎ声がしてきた。
酔っ払いだろうと思ってほっといた。ところが3時過ぎてもまだ声が聞こえてくる。
ずっと同じ場所で騒ぎ続けてるみたいだ。
様子をうかがいにサンダルで外にでると、自販機の前で若い3人組が音楽かけながら踊ったり歌ったりしていた。
そのうるささは半端じゃなかった。
もう絶叫に近い声。
手拍子。
爆笑。
周りは静かな住宅街だってーのに。
しかもそいつらが歌うはオレンジレンジ。
深夜に路上でオレンジレンジだぜ!?
もう腹のあたりが熱くなってきて、一言いってやろうと思った。
もしもの時用に運動靴に履き替え、表へでる。
するとこちらの動きに気付いたのか、3人は急に静かに。
しかも一人が様子をうかがいに、ゆっくり近付いてくる。
暗くてどんな奴なのかわからない。
かなり怖かった。
「やべえ、刺されるかも」
本気でそう思った。
心臓バクバクの中、相手との距離5メートル。
だが次の瞬間、以外にもそいつは背を向け猛ダッシュで逃走。
ほぼ同時に他の2匹も逃げ出した。
人生初のストリートファイトも覚悟していたのに、向こうの方がチキンだった。
2時間近く騒いでいた事、大それたDQN行為の割りにあっさり逃げ出した事、深夜のオレンジレンジ(アッア~なんかいい感じ)
これらが合わさって妙に腹がたち、俺もダッシュでそいつらを追っかけ始めた。
「待ておらああああああああ!!!!うっせえぞ、おめーらあああああああ!!!!」
自分でもビックリするぐらいでかくて、ドスの効いた声がでる。
3人とも必死で逃げる。
一人は真っ直ぐ、2人は途中で右に曲がった。
俺は2人のほうを追跡、叫ぶ。
「調子こいてんだろおおおおおお!!!!!」
暗闇の中を逃げる2人。
すると突然明るいライトがパッとそいつらを照らす。
動きに反応するセンサーライトが付いた家の前を通ったためだった。
その光景はまさにルパンの世界そのもの。
走りながら爆笑する俺。
その後、一人はマンションの柵を超えて逃走。
3人ともバラバラになって逃げていった。
俺が出した声も相当でかく近所迷惑だったと思う。
しかし2時間も深夜に住宅街で大騒ぎをしてたバカを追っ払ったので、まあ、いちおう正義かなと思っている。
傍迷惑