塾の先生の小学生時代の話。
小2の頃、学校に移動動物園みたいなのがやってきて、みんなでスケッチをするということに。
しかし、先生(当時はただのガキだか)はすごく絵が苦手だったので、一番楽そうな馬を書くことにした。
馬の体を適当に書いていき、色をつけ、黒で目を塗る。
この時点では下手だが『馬』には見えていた。
しかし、何かが足りないと思った先生。
「そうだ!背景を書いていないからだ!」
何を思ったか、馬とほぼ同じ色の茶色で背景を塗り始めた。
(背景というか、地面の色)
気がついたら、画用紙は真っ茶色の中に黒い点が一つだけ、という状態に。
「これじゃぁやべぇYO!」
と気づいた先生。
しかし時は既に遅し。
時間が来たので絵はそのまま回収。
そして、不運にもその絵は授業参観用に飾られることになった。
授業参観当日。
先生のお母さんがやってきて、例の絵を見た。
すこし固まってたらしい。
その夜、先生は絵のことがあったのでお母さんとあまり話したくなかったのですぐに床についた。
お父さんが帰宅した。
そして、お母さんは一言お父さんに言った。
「うちの子もうあかんかもしれん…」
かなりの衝撃だったか
あかん わな