数年前に、一ヶ月ほど東京出張になったときのこと。
歌舞伎町で遊んで、気が付いたら終電も終わり。
タクシーだと結構な金額になりそうなので、翌日が休日と言うこともあり、個室ビデオ屋に泊まった。
一眠りして、目が覚めると五時ちょっと過ぎ。
冬で寒かったけど、始電までの間、その辺を散歩することにした。
煙草を自販機で買って、フィルムをゴミ箱に捨てようとしたら、手が滑って財布がゴミ箱の中へ・・・結構暗かったので手探りで捜していたが、結構奥に入った様子。
更に手探りで捜していると、ゴツッと重たい感触があったので、何かと思って握ってみると・・紙に包んであったが、明らかに拳銃・・・・
やばいと思い、急いで財布を探し当て、駅へと向かうが、一分と歩かぬうちに物陰から出てきた、如何にもという二人が前に立ちはだかった。
一人はそそくさとゴミ箱の方へ・・・
サングラスをしたもう一人は「兄ちゃん、あそこで何やってたの」と聴いてくる。
状況を説明しているときにゴミ箱の方を向こうとしたら「よそ見はするな!」と怒鳴られる。
とにかく拳銃のことには触れず、財布のことのみを説明。
相手のサングラスに後ろの様子が映っていてゴミ箱に行った方が、何やらOKの様なサインを出して、それで何事もなく終わり。
あれは本当に連れていかれて殺されるかと思った。。
ゴミ箱を介して拳銃を売買してたのか?!