小さい話だけど、小学生のときの授業参観での話
理科の授業で、担任が教室の前にみんなを集め、教卓で実験をやって見せた
丸フラスコの中に水を半分ぐらい入れ、長いガラス管のついたゴムせんをはめこみ、そこに熱い湯をかけるとどうなる・・・?という内容。
生徒みんなが思い思いに「蒸発する」とか「お湯になる」とか結果を推測し担任が
「じゃあ●●だと思う人、手を上げて~」
と出た意見をまとめていく。
私がどの意見にも手を上げずにいたら、
「じゃあ×ちゃん(私)はどう思う?」
と先生。
私はなぜかどうしても「噴水になる」という答えしか考えられなかった。
あてずっぽでもないし、理屈でもないんだけど、そうとしか思えなくて。
で、「噴水になる」と答えたのが私一人だけで、クラスのみんなが大爆笑。
「そんなわけねーじゃん!!」
「バカじゃねーの!」
とかいうヤジまで飛んだ。
授業参観にきてたほかの生徒の親までもが笑ってた。
私は笑われた恥ずかしさで泣きそうになって、ちぢこまってた。
そんな中実験が開始され、その結果、見事な噴水が・・・
さっきまでの笑い声が、一気に
「おぉ~!」
という声に変わった。
結局正解したのが私一人で、クラスから拍手をもらった。
私はやっぱり恥ずかしかったけど、母親が誇らしげにしてたのが嬉しかった。
小さくてもそれは胸のすく噴水
どや顔が見える!