親友を車に乗せて遊びに行く予定だったのだけど、その前に親友の奥さんを駅まで迎えに行って、先に自宅に連れて行ってくれないかと頼まれた。
親友の奥さんとは何度も親しくお話をしていたし、夜道を独りで歩かせたくないと思い、喜んで同意。
駅に向かってる途中で奥さんを見つけ、車を横付けしてパワーウィンドウを開けながら、
「こんばんは! 迎えにきましたよ。」
と俺が声を掛けた。
すると奥さんはビクッとなって顔を背け、足早にその場を去ろうとする。
俺は全然理解できず、呆然となる。周囲の歩行者の刺すような視線も痛い。
どうやらナンパと間違われたようだ。
親友も一瞬自分の妻の行動の意味が理解できず、ポカンとしてたけど、その後慌てて車を降りて
「由貴子! 俺だよ!」
と声を掛けたら
「えっ?えっ?えっ! 啓ちゃん?」
とか言いながら近寄ってきた。
俺はまだショックから立ち直れずにハンドルを握りしめてた…。
ナンパ………に豪快に失敗した男の気持ちを擬似的に味わって、とても恥ずかしかった。orz
「山ちゃんだったんだ。怖い人に声を掛けられたのかと思っちゃった、ゴメンね~。」
だって…。
立ち直るのに時間がかかりそうだ
その奥さんずいぶん自意識過剰だな〜