幼稚園のころ、わたしは女の子とも思えないやんちゃな子供だった。
夏休みを利用して、よく茨城のおばあちゃんちへ遊びに行った。
茨城も北へ進むと、 自然がこれでもか!ってくらい溢れています。
街灯だって、道しるべ程度にしか照らされていない。
そんな夏の暑い夜のはなし。
いとことおばあちゃんと山へカブトムシやクワガタ採りに出かけた。
そして、帰りには、ホタルを網ですくいながら帰った。
真っ暗な道をワイワイ言いながら進んだ。
突然、わたしの声が消えた(らしい)。
そして、真っ暗だけれども、わたしの姿も目の前から消えた(らしい)。
そう、わたしは、田んぼの中にピカピカ光るホタルを採ろうと、 どんどん進んでそのまま1mほど下にある田んぼに落ちたのだった。
夏。
イネの伸びる季節。
田んぼには、水がたっぷり。
全身ぐちょぬれだ。
あー、死ぬかと思った。
おばあちゃんも驚いて死ぬかと思ったそうだ。
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