あれは幼稚園にあがる前のことだった。
家の前の路地でいつもの様には遊んでいた。
向こうからタクシーが一台来た。
俺はタクシーが来ているのを認識していた。
「タクシーがきているな…」
タクシーがだんだん近づいてきた。
タクシーが来た。
俺は勢いよく飛び出した。
はねられた。
豪快に。
奇跡的に門柱の角まで後5センチのところに俺は落下した。
タクシーの運転手も
「俺を試したのか?くそガキ!」
と思っているに違いない。
俺は今考えても、なぜ飛び出したのか不明。
幼いながらにスーサイドを考えいたのか?
死ななくてよかった。
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