うちの親父、林業やってるの。
子供のころよく親父についていって遊んでた。
でも木こりって山に入ったら1週間くらい里に降りられないの。
俺は母親が恋しくてよく泣いてた。
そんな時、親父はよく話をしてくれた。
「ワシら木こりは人が入ったことのない山にも入らなあかん。そんな山は道もないしお日さまもささんから大人でも気味が悪るうての。足場を作って幹をなぎ払いながらやっと天辺についたんよ。そこには立派な木があっての。やれ一息じゃと腰を下ろしたらやたらとハエにたかられる。なんじゃろと木の後ろに廻ったら『出産祝』と書かれた金封が落ちていた。あれはなんやったんじゃろ・・・」
All of my questions seht-edlttanks!