登場人物
私(24)
弟(21)
DV彼氏(25)
私は就職先が決まると同時に一人暮らしを始めた。
しばらくして就職先で彼氏が出来、同棲することに決めた。
始めのうちは優しくしてくれて、おまけに顔も私にはもったいないくらいかっこよく男前だったんで、私は最高の男と出会えたと思っていた。
しかし時間が経つにつれて態度は豹変し私は彼にやたらと拘束され、その癖彼は自由奔放に生きて家事炊事は全て私に押し付け、私が何か反論すると暴力、暴言の嵐。
私はそれに対し何もできなかった。
三ヶ月くらいたったころ、精神的におかしくなり我慢が出来なくなったので、別れ話を持ちかけたくなったが、それを伝えて彼に何をされるかと思うと怖くて出来なかった。
そこで私は彼がいない時にガタイのいい弟に相談することに。
私達姉弟はシスコンブラコンだったんで、それを聞いた弟は激怒した。
すると弟はいい作戦があると言い、私に行きつけのレストランで別れ話を持ちかけるようにいった。
私は弟に言われるままにいつものレストランで別れ話をした。
すると案の定彼氏発狂。私の胸ぐらを掴みにかかろうとした瞬間、誰かが背後から忍び寄り彼氏の肩をトントンと叩いた。
彼氏が振り返るや否や、弧を描くようなカウンターを彼氏の顔面にぶち込んだ。
彼氏の顔が吹っ飛んで行くかというぐらい威力だった。
正体は弟だった。
どうやらずっとこの瞬間を後ろで待ち伏せしていたらしい。
彼氏が「てめぇ、何すん…」と反撃しようとすると、弟は彼氏の胸ぐらを掴み、顔を鼻と鼻がくっつくかと思うくらい至近距離にもっていき低い声で「それはこっちのセリフだよ。てめぇが人の姉貴にしてきたこと全部知ってんだぜ?なんなら俺がてめぇの相手してやろうか?あ?」と。
ものすごい剣幕で彼氏を睨みつける弟に、さっきまで強気だった彼氏が見る見る泣き顔になり、この時姉である私も正直怖かったw
周りの客はみんな私達の方を見つめ、彼氏緊張のあまり嘔吐。
それを見て心配した店員さんが駆けつけ、雑巾でテーブルを拭こうとすると、弟は店員さんから雑巾をひったくり彼氏に投げつけ「自分で拭けるよな?ちゃんと拭いてから帰れよ。俺達はもう帰るが、二度と俺達の前に現れんなよ。次にてめぇが姉貴に手を出すようなことがあったらただじゃおかないから、よく覚えとけよ。」と言い放ち私の分の会計を彼氏に押し付け、自分の分の会計だけ済まして、私の手を引いてレストランを後にした。
その日以来、彼氏が私の前に姿を見せることはなかった。
多少やり過ぎな感じはするが、我ながらいい弟を持ったものだと思った。
『みかん(年齢24歳・♀)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
ふーん
持つべきもんはシスコンだな
吐き気がする姉弟愛
彼氏もお前も弟も同類のゴミ
弟君かっこいいね!
二つ上の奴お前が死ね