雪が積もったのを見て思いだした去年の話。
去年子供が足を骨折したのでしばらくそりに乗せて幼稚園バスのバス停まで送迎していた。
その朝も子供を乗っけてそりを引っ張っていたら、塀にこすったか、元々紐が弱っていたかでものの見事にぶっちんと切れてしまった。
子供+松葉杖+そりを自分一人で何とかするのはきついな…。
一旦そりをその場において行って、子供と松葉杖だけ背負ってとりあずバス停まで…とか考えていたら、全然知らないおばあちゃんが
「これ、これ使いなさい!」
とそりを手に近づいてくる。
見れば上着も着ていない。
目の前の家のおばあちゃんで、窓から見えた光景に慌てて飛んできてくれたらしい。
その気持ちがすごく嬉しく、ことわるのも悪い気がしてありがたく使わせてもらいました。
朝早くだったのでどこも開いてなく、せめてと思いコンビニで和菓子を買ってそりを返しに行くと、おじいさんが置かせて貰ってた私のそりの紐を新しいのに替えてくれていて、親戚が誰もいない街で孤独に子供を育てていた自分にはすごく嬉しく、有難たい出来事でした。
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