小2の頃、スイミングに通っててスクールまでバス乗ってたわけ
その日は寝坊して集合時間ギリギリだったからバスの場所まで走っていった
バスを見つけ
「よかった、間に合いそう」
と思い十字路を走り過ぎようとしたその時、左右確認しなかった俺に、正面から黒い車が結構なスピードで向かってきた
「あ、これ死ぬかもしれない」
とまじで思った目をつぶっていたからドリフトの
「キイーーーッ!!」
って音だけが聞こえた
数秒後、恐る恐る目を開けると自分の足の1mほど先にさっきの車が見えた
車からヒョウ柄のシャツの上にスーツ着てグラサンかけたスキンヘッドの男が出てきた
どう見てもヤクザです。
本当にありがとうございました
俺はまた死ぬかと思った
しかしその男は
男「おお、お前大丈夫か!?びっくりしたやろ~すまんなぁ」
男「怪我はなさそうやな。あ~ちょっと待っとれ」
男「ほれ、バンソーコーあるからもしどっか怪我あったら使ってや」
男「元気なんはええけど交差点は注意しなあかんで。おっちゃんもこれから気をつけるわ!すまんなぁ!」
と言って去っていった
2回も死ぬかと思った
本当にいい人だった
俺が飛び出したのが悪いのにバンソーコーまでくれて
そういえばありがとうって言えなかった
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