小学校の高学年の頃、一度だけ課外授業みたいなのがあった。
なんでも近くの保育園に行き、子供達と遊ぼうみたいな感じだった。
まあ、学校側からしれば「触れ合い」をテーマにした授業だ。
そんとき俺は自慢じゃないが豚のようにまん丸と太っていた。
美味しく表現すれば「食べ頃」
そして例の授業が始まり俺らはゾロゾロと保育園へ向かった。
保育園は学校側が来訪する事は知っており、一組のクラスの園児達が校庭で保母さん達と一例に並び待っていた。
「小さいな」
「可愛いなぁ」
園児達を見た俺らのクラスは様々なお喋りが交わされた。
中には緊張している人もいたが、俺もかなり人見知りでその場で緊張した。
俺らを見るなり園児達は「おにいさん!おねえさん!こんにちは!」
元気良く声を揃えて挨拶した。
この授業はただ保育園に行き、一時間くらい園児と遊ぶだけ。
誰と誰が組むというものは無く、園児達が気に入ったお兄さんやお姉さんを選び遊びに付き合わされるシステムだ。
輪の中に上手く入れない子供もいて、そこは保母さん達が何とかしてくれる!
んでもって先生が保育園の門を開けると園児達がこちらに走ってくる。
ちょっとドキワクだ!
ところがだ!
一人の男子園児が俺に全力で走ってきて、俺のまん丸の腹を見て
「ドスコイ!ドスコイ!ドスコイ!!すげーおなかだ!」
「ぼくもやる!ドスコイ!ドスコイ!ドスコイ!」
いきなり突っ張りだった…。
クラスの女子には爆笑されて保母さんはクスクス笑っている。
俺は思わず状況が把握できずヘラヘラ笑っているが、泣きたい気持ちだった。
ってかこの空気どうするよ?
まあ子供は本能で動きますから、仕方ないが。
あんな歓迎は始めてです。
これをご覧の皆さん。
決して腹の出ている人に突っ張りは止めましょう。
『グワグワ(年齢34歳・♂)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
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