物騒な世の中ですが、みなさん宅配便が届いた時ちゃんと差出人を確認してから受け取っていますか?
宅配便を装った強盗かもしれないんですから、鍵を開ける前に必ず差出人を確認したほうがいいと思います。
強盗だけでなく、死者の宅配便が訪れる事もあるかもしれないからです。
死者の宅配便は、昼でも夜でもやってきます。
インターホンが鳴ったら、かならず差出人を聞いてください。
「横瀬尾 久代」が差出人で、知り合いに心当たりが無ければ決して出ないでください。
そして必ずモニタか、覗き穴で配達人の顔を確認してください。
生きている人間か、死者かを確認してください。
死者は精気がありませんし、表情も写真のように動きませんから、わかるはずです。
もし、誤って扉を開けると、配達人の姿は消えており宅配便の箱が置き去られています。
ラベルの品名には「首」と書いてあります。
そして中からガタガタと何かが動く音が聞こえます。
気味悪がって捨てても、もう時既に遅し。
その箱は何度捨てても、あなたの玄関の前に戻ってくるでしょう。
箱の中には、「横瀬尾 久代」の首が入っています。
首が箱の中で暴れ、箱が破られた時、あなたの首は死者に持っていかれてしまいます。
横瀬尾 久代の首が、あなたの首筋に噛み付きあなたの首を食べてしまうのです。
首がなくなったあなたの体は、新たな首を捜して配達人と化し、さまよい続ける事でしょう。
誰かが扉を開けてくれるまで。
ちなみに横瀬尾 久代は
「よこせび くよ」
と読む事も出来、
並べ替えると
「くび よこせよ」
になります。
くだらない