小学校2~3年の時に非常に短い期間ですが、子役活動をしておりました。
僕自身演技が特別うまいわけでもなく、特別な個性があったわけでもなかったのでエキストラや舞台の脇役などで細々と活動しておりました。
常日頃から言われてたことで、自分が活動し始めたのは小学2年だったのもあり、他の子とくらべてかなり遅いと言われていました。
ある時、自分だけ事務所のあるビルに通されました。
その時に、より多くの人に早く君のことを知って貰う為に”イメージビデオ”を作ろうという話をされました。
その時はイメージビデオと言われてもあんまり想像がつかなかったのですが、その時に聞いた説明だと、水着撮影や遊んでる姿を撮ったりするだけだよ。と言われました。
しかもその撮影をしてくれる監督さんが、業界でも力のある人のようで気に入られれば売れる可能性が高いと言われました。
ただこういった仕事は親御さんに言うと反対されることが多いから内緒にしておいてほしいとも言われました。
今思えばかなり怪しいお話だったんですが、水着撮影くらいなら・・と思ったのと僕の所は母親のみで働いており女手一つで育ててくれていたので、売れればお母さんを楽にしてあげられるかもしれないと感じ、親に相談もせずその場でOKしてしましました。
数日後に、事務所の人につれられて、撮影場所にいくとそこは雑居ビルの二つの部屋の壁をぶち抜いたような部屋でした。
中には子供用のおもちゃやゲームとベッドが一つありました。
周りにいるスタッフさんも5人程度だったのですが、監督さんを含め少し目つきの怖い人がいて雰囲気も静かで少し怖い感じがしました。
そして事務所の担当者と監督と僕で少し話をした後、監督さんが「今日は水着での撮影のみ」と言われさっそく着替えるように言われました。
部屋に風呂場があり、そこにある水着を着るように言われたのですが、その水着をみて唖然としてしまいました・・。
水着というにはかなり小さくお尻の部分などはほとんど布がない状態で、白色の言わばサポーターのようなものでした。
事務所の人を呼んで、「流石に恥ずかしい・・」と伝えましたが。「このくらいのこと我慢しないと」と聞き入れてもらえず、しかたなく履いて撮影することになりました。
撮影中も小学校低学年とはいえ流石に羞恥心が限界にきて途中で半泣きになり決定的だったのが水着を着たおじさんが僕の後ろから抱きかかるという所があり、さすがに気持ち悪さと恥ずかしさの限界で自分も泣きだしてしまいました。
事務所の人には「がんばれ」と言われましたが僕は「もう嫌」と駄々をこねたので、監督も続けるのは難しいと思ったのか「今回はこれで終わり」と言われその日の撮影は終わりました。
また別日に2回目の撮影があると言われ、ギリギリまでこの事を親に言うか迷いましたが、結果的に親に話をしました。
もちろん親は激怒し、少ししてそこの事務所もやめることになりました。
『つむと(年齢28歳・♂)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
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