都内のA駅にて目撃した話。
その日は金曜日でA駅前はサラリーマン、学生、キャッチなどで溢れかえっていた。
僕も噴水のとこに腰がけ、飲みの約束をしていた友人達を待っていた。
待つこと十分、辺りは人が引けることなく賑わっていた。
そのとき怒鳴り声が耳に入ってきた。
「ナメてんのか!ゴラー!」
若いのが二人もめていた。
しかし、よく見ると片方の男の子はどちらかと言うとごく普通の男の子だった。
もう片方は薬でもやっているかのようなチンピラ。
チンピラが一方的に真面目くんにからんでいた。
「うわ~タチ悪っ」
と助ける勇気もなく、見守ることしかできなかった。
そこに1人の男性が「まあまあ」と止めに入った。
止めに入った男性はチンピラをなだめようとしたが、チンピラのボルテージは下がらず真面目くんに食い掛かる。
チンピラは真面目くんにこう叫んだ…
「俺はな!韓国が大嫌いなんだよ!!糞野郎!!」
と唾まではいた。
そのとき、止めに入ってた男性がチンピラのズボンを一気にずり下ろした!しかもパンツごと!
回りのギャラリーとチンピラ、真面目くんは全員「え?」って顔になった。
さっきまで騒いでいたやばめなチンピラは行動とは裏腹な、か弱いイチモツを綺麗な星空の下、ギャラリーに囲まれながら動くことなく呆然としている。
男性は「やってやったぜ!」みたいな勝ち誇った顔とポーズでチンピラの斜め前で立ちはだかる。
そこでおまわりさん到着。
「またお前か!こんなもん出して騒ぎやがって!」
と連行しようとしたが
「これは俺じゃねーよ!おい!あいつがやったんだよ!」
と男性を睨み付けるが、警察は聞く耳持たず両脇掴んで連行、男性はその姿を「バイバ~イ」と手を振って見送り、ギャラリーはその男性に向かって拍手や笑いを捧げた。
僕も思わず拍手した。
世の中、こんな最悪な状況でも笑いに変えてしまう人間はいるんだな~と感心させられた金曜の夜だった。
勿論、その後の飲み会に話題にしたのは言うまでもない。
『匿名(年齢27歳・♀)』さんからの投稿です。
ありがとうございます。
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